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【フランス電力】据置:AA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17i0030j

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17- I- 0030 201 7 年 9 月 1 日 株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

電力

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 AA

格付の見通し 安定的

債券格付 AA

■ 格付事由

(1) 原子力を中心に世界最大級の発電能力を有するフランスの電力会社。格付は国のエネルギー政策を担う電 力会社として政府からの強い支援、国内の強固な事業基盤、純有利子負債抑制に向けた取り組みなどを評 価している。他方、格付は国外事業リスクの高まりや競争激化による収益への下方圧力などが制約要因と なっている。格付の見通しは安定的。収益は国内発電量の低下、国内や英国などでの競争から引き続き弱 含んでいるが、財務構成は資本増強や資産売却が奏功し足元で改善している。競争圧力は当面継続するも のの、発電量の回復や経費削減効果などから 18 年には収益が緩やかに回復していくとみている。また、 大株主である政府は増資や株式配当に応じるなど引き続き強い支援姿勢を示している。マクロン新政権も 前政権のエネルギー政策を概ね踏襲していくとみられる。

(2) 国内原子力 58 基を中心に発電量の 8 割超を供給するなど国のエネルギー政策上の重要性が高い。04 年に 株式会社化されたが、引き続き政府が大株主であり(17 年 6月末 83. 4%)、法律により出資比率は 70% を下回ることができない。18名の取締役会のうち 11名が政府が支配する株主総会で選出、1名が政府代 表。17 年 3 月には 40 億ユーロの増資のうち 75%を政府が引き受けるなど政府との関係は引き続き強固。 (3) 16 年末発電容量は 137. 5GW、構成は原子力 55%、火力 23%、水力・再生可能エネルギー22%。国内が売

上高の 5 割以上、E BIT DAの 7 割近くを占める主力事業。国内では小売が競争圧力から市場シェアが低下 しているが、発電、送電、配電、小売のいずれも依然最大のシェアを有する。国外では子会社を通じて事 業を展開。英国の E DF E nergy は発電、小売事業において国内最大級の電力会社。イタリアでは E dison が 主 要な電 力・ガ ス会社 である 。その 他事業 は成長 が期待 される 再生可 能エネ ルギー 発電( E DF E nergies Nouvelles)、エネルギーサービス(Dalkia)など。E DF は中国の広核集団と合弁で英国のヒンクリー・ポ イント C で新欧州型加圧軽水炉(E PR2)2 基の建設を開始したほか(17 年7 月には建設費用が 15 年の ポンド換算で 15 億ポンド上方修正され 196 億ポンド)、この他にも計画があるなど事業リスクが高まって いる。また、国内では「エネルギー転換法」が導入されるなど事業環境の変化を受け、15 年には長期事 業計画(C A P2030)を打ち出し、低炭素排出電力、国際展開、エネルギーサービス事業に注力している。 (4) 16/ 12 期、17/ 12 期上半期とも売上高、E BIT DA は弱含んでいる。国内当局要請による原発の安全点検に よる国内発電量の低下、国内の企業向けの規制料金の一部撤廃による競争圧力によることが大きい。競争 圧力は当面継続するものの、安全点検終了から発電量は回復傾向にあるほか、15 年から19 年までに総額 10 億ユーロのコスト削減を進めており、18 年には収益が緩やかに回復するとみている。財務構成は 40 億 ユーロの増資や資産売却(20 年までに総額 100 億ユーロを計画しており、既に送電会社 RT E 株式 49.9% など 8 割を合意又は実施)により改善している。17 年 6 月末の純有利子負債は 313 億ユーロと 16 年末の 374 億ユーロから縮小、純DE レシオは0. 9 倍から0.7 倍、自己資本比率も 14. 7%から16. 9%に改善して いる。純有利子負債/ E BIT DA も16 年末の2. 3 倍程度を維持しているとみられる。財務構成は先行き設備 投資が E PR 建設、原発の耐用年数延長、再生可能エネルギー発電容量拡大などから高水準を維持するが、 大幅な E PR 建設費用の見直しがなければ当面吸収可能であり、現状程度を維持するとみている。

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■ 格付対象

発行体:フランス電力 (E lec tric ité de F ranc e S .A.)

【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 AA 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

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http://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 8 月 29 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「電力」(2016 年 4 月 25 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) フランス電力 (E lectricité de F rance S. A . )

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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